272日目 : クマシセントラルマーケット
ガーナ布 爆買い〜〜〜!
やっと、やっと、クマシセントラルマーケットでの布ハンティングをしてきました。
(やっとの意味は後述)
マーケット内を練り歩き、悩んでは買い、買っては悩み。
布のデザイン選びって本当に難しくて、種類もありすぎて、悩めば悩むほどドツボにはまり、気づけば結局同じようなデザインを手にとっていたり。ああでもない、こうでもない、これもかわいい、あれもすてき、きゃーひとめぼれ!え、これは?こっちは?という具合に、エンドレスショッピング。笑
結果、2時間ほどで、冒頭のとおりの爆買いとなりました。総額300セディ超え。(7000円超え…)
一部は日本に送ります。母親に送ってと言われてからもう半年経つ気がする…いい加減送ります。
さてここで、私の任地アシャンティ州の州都「クマシ」について改めて紹介させてください。
首都から高速バスで5時間のところにある、ガーナ第2の都市 クマシ。
その人柄は ガーナ人の間でも「うるさい しつこい 距離が近い」などと言われており…
それ故に、隊員の間ではよく「大阪」だと例えられています。
実際住んでみても、肯定せざるを得ないというか。。。
昨日もステーションで、まあ呼びかけられるのはいつものことなのでそんな声には微動だにせずガン無視しながらスタスタ歩いていたのですが(←我ながら慣れたなぁと思う)、とある青年2人が走って追いかけてきて私の腕を掴み「ちょ、なんで無視すんの!俺お前のこと呼んでてん!お前と喋りたいねん!なぁ!ちょっ、ちょっ、1分でいいから〜〜なぁ〜〜どこ行くんさ〜〜〜!」と。(意図的に関西弁翻訳)、そんなウザいところもアシャンティ州のチャームポイント。
ちなみに私の自宅からクマシ中心部までは1〜2時間で、その時間的距離感が京都ー大阪間とほぼ同じということもあり、私にとってはセントラル=大阪という感覚がよけいにしっくりきています。
そんなガーナ版大阪:クマシのセントラルマーケットは、ガーナ最大、そして西アフリカのなかでも最大規模のマーケット。
それはもうカオス!迷路のように入り組んだ狭い路地にひしめく店と人!!マーケットではスマホと現金には十分気をつけて、と、ガーナ人からも念を押されるほどカオス!!(※スリがいます)
赴任してまだ間もない頃にホストマザーにいきなり奥地まで連れ回されたときは、もう、まさにディープな大阪ミナミの中枢に迷い込んでしまった子羊のように(?)、ただただ怯えることしかできませんでした。
それからもずっと「こわい」イメージでセントラル周辺に近づくことすらできず、避けてきました。(いまなら 関西がこわい という人の気持ちも少し理解できます…)
が、もうガーナにきて9ヶ月が過ぎようとしていて、もうそろそろ開拓したい。
ということで、まずは先日 先輩隊員に連れてもらい。そして昨日は新隊員と一緒に。
少ぉーしずつ開拓を進めています。やっと、です。
マーケットは、いったん内部に入ってしまえば、そこは卸売市場。売り手も買い手も顔つきは 商売人。観光客を捕まえて売りつけるなんてことはなく、むしろ、何しに来たの?という顔で見られることもしばしば。(私のホストマザーも商店を営む商売人で、仕入れの為にマーケットにきています)
なので、値段をふっかけられることもありません。きちんと商売をしている店員なので、聞けば聞くだけきちんと対応してくれます。
ただ、マーケット内で写真を撮ることにはまだまだ気が引けてビビっているので、写真でお伝えできないのが申し訳ない…。帰国までにいつかお伝えできればなと思います。
そんな中、昨日 唯一撮った写真。
染め布専門店!と 店主kwameさん。
クマシで染め布を買える場所を探していたので、私のテンションも爆上がり〜〜〜!こ〜んなに染め布だけを山積みにしている店は初めて見ました。嬉しい〜〜!
だがしかし、お分かりいただけますか、布をこんなふうに平積みされたら、逆にめっちゃくっっちゃ見にくい。しかも店内に照明が無くてさらに見にくい。笑笑
それでも、そんな逆境にも負けず、店内奥の隅々まで果敢に布を漁りまくる外国人を優しく見守る店主kwameさん。ありがとう。また来ます。
ちなみに6yard 48〜60セディ。
冒頭の写真でもわかりますが、ガーナ布には「プリント」と「染め」があります。
ガーナの染め布は、ろうけつ染め。ろうけつ染めとは、模様部分を蝋で防染し染色する伝統的な染色法。 (某ペディア談) 英語ではバティックといいます。
個人的には、より伝統的でガーナっぽさを感じる気がするので、染め布のほうが好きなのですが、プリント布ほど手軽には手に入らず… 少なくとも任地のマーケットでは見かけません。
これも染め布。以前買った布ですが、トートバッグ自作しました。
日本で超超愛用していた独特なかたちのトートバッグをそのまま再現。日本に置いてきたことをかなり後悔していたのですが、我ながら再現度高くて使い勝手 最高です。
ということで、
クマシマーケット開拓、これからもちょっとずつ、ちょっとずつ、進めていきたい所存です。
259日目 : 教育系ワークショップに参加
今回は、6/10-11に参加したワークショップについて書き留めておきます。
隊員ではない人向けに…と、文章を練っていたら、だらだらと長くなってしまいました。
適宜とばしながら読み進めていただければと思います。
先に結論から先にお伝えすると、参加してよかった!!!
自身にとって刺激になり、勉強になり、リフレッシュにもなりました。
今回のワークショップのフラッグ (隊員がデザインしている、すごい)
教育系ワークショップについて
フラッグにあるとおり「教育系ワークショップツアー」と題し、今回は北部3州 計6会場を駆け回っている一連のツアー。主催はもちろん、我ら隊員です。
学校教育、特に小中学校での教育に関わる内容がメインで、対象科目は、理科・数学・情報(ICT)・美術・学校保健と多岐にわたります。そのため、隊員も職種の垣根を越えて集結します!ふだん関わることのない他職種隊員の活動を垣間見れたり、教員経験のある隊員が実施するプロの授業を見学できたりと、隊員にとっても良い刺激になります。
ガーナでは代々こういった形式の合同ワークショップが開催されていて、実は私が赴任してからも既に何度か開催されていたのですが… 念願かなって今回やっと参加できました。
ちなみに昨年末に開催された同形式のワークショップの様子は動画にまとめられていてYouTubeにあがっています。せっかくなので宣伝。ご興味あればどうぞ。(この隊次はみなさん本当にプロフェッショナル!)
【隊員の流儀】理数科・ICT・学校保健合同ワークショップ(WS)〜 師走編 Ⅰ 2017年度1次隊 〜 (19:07) - YouTube
【隊員の流儀】理数科・ICT・学校保健合同ワークショップ(WS)〜 師走編 Ⅰ 2017年度1次隊 〜 (19:07) - YouTube
今回のワークショップの趣旨・目的
私が参加したのは、ツアー全体のうちの1会場、6/11-12の2日間のみです。
会場:教員養成校(日本でいう大学の教育学部)
対象:教員養成校の生徒(卒業後、小中学校の先生になる人たち)
テーマ:手軽に作成した教材・教具を用いて生徒が体験して理解しやすい授業をしよう
ガーナの教育といえば、先生が教科書にある文章をそのまま読み上げ、そのまま黒板に書き、それを生徒がノートに写す。のが基本。(生徒は教科書を持っていません)
先生たちは、そもそも、教材や教具を使った指導法を知らず、指導法を学ぶ機会すらほぼ無いのが現状です。これは多くのアフリカ諸国?途上国?共通の問題だと思います。
そんな現状に対して、
・こんな教材を取り入れたらもっと効果的な授業ができますよ~
・こういう風に生徒中心の活動や実験をすれば生徒もよく理解できますよ~
といった内容を紹介して、将来学校の先生になったときに活用してもらおう!というのが今回のワークショップの趣旨であり目的です。
もちろん私の担当教科は ICT。パソコンの授業ですね。
ガーナでのICT教育の現状
ICT = Information and Communication Technology(情報通信技術)
ICTは小中学校での必須科目でありながら、学校にはパソコンが無い/あっても数台。
そんな環境で、例えば「クリック操作」について教えるとしたら?
日本なら、1人1台パソコンの前に座って、実際に操作をしながら学ぶ風景が想像できますよね。
しかしここはガーナ。
パソコン無し、黒板とノートだけで実際にどのような授業が行われているかというと、先生が黒板にマウスの絵を描いて「ここのボタンを1回押すのがクリック」と説明を加え、生徒はそれを一生懸命ノートに写しています。
その結果、生徒に「クリックって何?」と質問すると「マウスの左ボタンを1回押すことだよ」と即答で答えられる。にも関わらず、なのにですよ、「じゃあ実際このアイコンをクリックしてみて」とパソコンの前に座らせると、マウス操作が全くできないのです…!私たちからみると何とも不思議な光景が、ここでの現実です。
私が紹介した教材
さて。かくかくしかじかで、このワークショップに「講師として」参加することを決めた私。当日は教室の前に立って、30分程度の授業形式で教材や指導方法の紹介をします。
こちらが、今回私が紹介した教材「手作りマウス」です。
この教材の良いところは、材料がシンプル、そして作り方も簡単!
ガーナでは飲料水がこういったパック入りで売られています。
通称ピュアウォーター。このパックを再利用して作ります。
※ボトルウォーターよりはかなり品質が劣るので実際はピュアじゃないウォーター。
※ピュアウォーターについては詳しく記事を書こうと思っているのでそれはまた追々。。
材料は、パックと、中に詰めるもの(紙くずなど)と、セロテープがあればOK!
中に詰めるものは 布のはぎれ でもOK!
テーラーに行けばタダでたくさん入手できます。こちらはワークショップ前に会場近くのテーラーに行ってハギレを分けてもらっている様子。こどもたちが熱心に端切れをかき集めてくれたので、お礼にジュースをプレゼントしました。
当日の授業
作り方の説明をするために準備していった、おおきな模型。
(ガーナ隊にしか伝わりませんが、このビニール袋もピュアウォーターをまとめ買いするときのあの外袋を再利用)
まずは模型で作り方を説明 → 材料を配布 → 実際にひとりひとつマウス作ってもらいました
生徒「これならコードも付けた方が良いね」
わたし「No need, No problem. This is bluetooth mouse!!」
さいごに、出来上がった手作りマウスを使って、生徒同士で模擬授業をしてもらいました。写真は、先生役のひとが「マウスみんな持ってるよね~?では実際握ってみてください」と指示している場面。
この「生徒に模擬授業をさせる」というのも、当日になって別コマで同期がやっているのを見て、お、それいいね。と思って急遽取り入れました。私がつたない英語でドギマギ話し続けるよりも、生徒同士で話し合いさせるほうが盛り上がるし私も緊張がほぐれて良い。。笑
前述のとおり、ここの生徒たちは教員を目指しているだけあって「模擬授業やってみて」とふると、みんな進んで楽しそうに、そして上手に話します。人前で話すことが好きな人が多いです。
終わってみてこうして写真で振り返ってみると、我ながら「おぉ~それっぽい活動してるなぁ~」と実感するのですが(笑)、実は なかなか大変でした。というのも…
・任地の生徒 以外 に授業するのはこれが初めて
・任地での授業すら、まだ片手で十分収まる回数しか経験がない
・任地では多くても30人くらいしか相手にしたことがない、今回は多いと1クラス50人近い
↓
不安と緊張でいっぱい…!クラスコントロールできるのか…?!
かといって、それを払拭するほどの事前準備も ろくにせず。。(安定の惰性 笑)
迎えた当日、2日間で計4コマ授業をやりましたが、1コマ目は正直ちょっとグダグダな部分もあり。それでも回を重ねるごとに授業内容が良くなった実感がありました。何事も経験ですね。
いま思うと、任地の生徒と違って、ここの生徒はきちんと私の話を聞いてくれて、反応もわかりやすかったので、とーっても授業がやりやすかったです。笑
トピック選び
今回のトピック「手作りマウス」
こちら、実は、過去に先輩が発案されたものです。先人の知恵!
ワークショップ参加したい~!授業やるよ~!と軽はずみで返事したものの、私ひとりではこんな素晴らしいアイデアを生み出す力があるはずもなく、、、トピックどうしようどうしようと悩んでいたときに、ふと思いつきました。過去にも同形式のワークショップを開催している=過去に先輩が実施したトピックがあ~るじゃないか!と気づきました。さっそく先輩に相談し、資料を色々といただきました。感謝 感謝。。
正直に白状すると、なにも思い浮かばず万事休すなので、もう先輩のネタを丸パクリして楽しちゃおう~という下心でしたが(笑)、いただいた資料に目を通していると、ここはちょっと変えようかな?こうした方がいいかも?と自分なりのアイデアもちょこちょこと浮かんできて、、、結果として、少しアレンジを加えました。
こうしてアイデアをパクる「受け継がれていく」ことにより、だんだんブラッシュアップされていく部分もあるなぁ、と実感しました。隊員の活動はそれぞれ2年間しかないけど、代々繋がっていて、そのなかで培われていくものもあるなぁ、と。私ひとりでは大したことはできないけど、こうして微々たる力にはなれるかなぁ、と。隊員の活動に限らずですが、アイデアはどんどん共有したいし、過去のものを受け継いで未来に繋いでいくという繋がりも大切だなーと。(うーんなんかうまく言葉で表現できないですが)
なんだか、そういう気づきもあって、自分の活動を「伝える」ことも大切かな~と思ったこともあり、伝えようとしたら、こんなに長文になってしまいました。
またこういうワークショップがあったら参加したいな。
ガーナ隊のみなさん、私でよければ また誘ってくださいな。
さて、肝心の任地での授業(本職)は、というと、、、
いやあ、苦労しています。。(苦笑)
パソコンルームが新調されたり、ワークショップでの授業が手ごたえあってちょっと楽しめたりして、任地での授業も頑張ろう!とちょっぴりモチベーションが上がっていた直後の授業で、学級崩壊したり。。
I was supposed to teach another topic, but I can't continue because you're noisy. と、プロジェクターにそっと映して、授業のラスト15分を私投げ出して、生徒を放置したりしています。笑
私の英語が伝わらず、ひとりではクラスコントロールができない
→ だれか他の先生を連れ込んで現地語に訳してもらうなどのサポートが必要。
生徒がスクリーンに注目してくれない
→ 聞く時間と、パソコン触る時間を明確に分けた方がいいのかな…
今学期は相変わらず生徒の出席率が悪いし、かつ、学費を取りに実家に戻らされてさらに生徒数が減ったりもしています。
悩みのタネはつきないといいますか、これぐらいでは悩まない耐性がすっかりできてしまったといいますか。。結局は、ま、なんでもええわ~~~~と、良くも悪くもなんでも寛大に受け入れてしまう私ですが、私なりにちょっとずつ授業っぽこと、しています。しているつもりです。
授業前の休み時間に「魚のさばき方」動画をスクリーンに映したら、いままでみたことないぐらい全生徒が黙って真面目にスクリーンにかじりついたときの様子。授業もこうだったらいいのにな。笑
日本では生魚を食べるんだよ、というと、だいたいのガーナ人は信じられない!と言います。反応がおもしろくて私が日本の話をするときの鉄板ネタのひとつです。
241日目 : NEW! パソコンルームお披露目
ばばばーーん!我が校のNEW! パソコンルームです。
やっとお披露目できました…!
3月早々に着手したパソコンルームの改築。バケーションを挟んで待つこと3か月間、部屋の片隅で身を寄せ合いながら眠り続けていたデスクトップパソコン9台たちも、すべて問題なく起動できたので、ひと安心。
面積が広くなり天井も高くなり、以前より解放感があります。床もタイル張りになりました。スクリーンは自作。プロジェクター用の棚も作ってもらって、本日やっと授業らしい授業ができました。
自作スクリーンといっても ただの布。
ポリエステル加工の白い布を2ヤード買ってきて、服飾科の生徒にお願いしてポールを通せるようにミシンで縫ってもらい、そして大工科の先生にお願いして、フックを壁に取り付けてもらいました。
職業訓練校では、身の回りのだいたいのことが、生徒や先生たちの手で解決します。ありがたい。
ちなみに、3学期がはじまって1週目に人がいないことは前回のブログに書きましたが、その後はというと…
2週目 パソコンルームまだ使えない、生徒も教室にいない
3週目 パソコンルームが明け渡されたのでパソコン設置し始めるも生徒がこない
4週目 職員ミーティングで授業潰れる
5週目 今学期 初 授業! ←いまここ
それでも今日学校に出席していた生徒は半数以下… 加えて、3学期は行事スケジュール上 6月いっぱいしか授業する時間がないので、最大でもあと3回しか授業ができません。(各学年週1コマ)
そして6月は、私のスケジュールも忙しめ。(他隊員が主催するワークショップに参加したり、首都での隊員ミーティングやら何やら)
せっかくパソコンルームが整ったので授業時間外にも生徒や先生にパソコンルームを開放してExtra classでもやろうかしらと思うのですが、まあ、本格始動は、来年度から、かな… 私もすっかりGMT = Ghanaian Mind Time に甘えている
ここからは、前回投稿に引き続き 料理ネタを。
(ブログ更新停滞していた間のカメラロールを見ると料理が多かったので)
自称:料理が好きではない、得意ではない、そんなに楽しくもない私ですが
そんな私でも作れる~!おいしい~!と思った料理たち。
クマシ(任地)で日本食を作って食べようの会。
みんなで作った ちらし寿司 & 焼肉。ですがこの写真だとすごくわかりにくい…
個人的に食べたくなった干し椎茸の甘露煮も作りましたが、ちらし寿司に埋もれていて写っていない。
ちらし寿司に向けて、数日前から仕込んでみた 生姜の甘酢漬け。ガリ!
土生姜から作ってみたら、これがなんと、めっちゃおいしかった…!
皮をむいてスライスして…というのは時間かかるけど、一度作ったら1か月くらい大丈夫(な気がする)ので常備薬味として有能です。
ポイントはきちんとスライサーを使って うすーく うすーくすること。(包丁での薄切りだと限界があって、辛さが抜けきらない)
オリーブオイル×ガーリック×キャベツ をフライパンにぶちこむだけの簡単ウマい一品。
素材の水分で蒸し焼きにする「エチュベ」というフランス料理をもとにしたメニュー(のレシピをネットで見つけた)
作れることに気が付いた、冷麺。
(関東でいう冷やし中華、関西人なので私は冷麺というほうが 落ち着く)
パスタ×重曹=中華麺は本当に素晴らしい!ベーキングパウダーでも試したけど、やはりイマイチでした。重曹大事。
トマトが花びら型で 映え なのはたまたま。
おまけ。これは今のところガーナでいちばん食べているであろう、鉄板自炊メニュー。
パスタのオリーブオイル炒め。(ペペロンチーノと呼ぶにも値しない)
週1~3で食べている気がする。そろそろ飽きる。
以下 さいきんの なんでもない写真。
おわかりいただけるだろうか?
写真 右下のマダムが被っている…最近日本で話題になっていたアレです 「かぶる傘」です。
こちらではマーケットでたまに見かけます、ナチュラルに被っているマダム。雨季の突然の雨もヘッチャラ!実用的だとは思いますよ。
(隠し撮り的な1枚でマダムすみません)
物干し竿ではないです。
ここはとある校内、屋外バレーボールコートです。ネットですね。
ご近所さんとこの 新生児。(1か月くらい) ぎゃんかわ。kawaii。癒し。
以下 雑感。
ブログ更新、25日ぶりでした。ご無沙汰してしまったなぁ…
体調はすこぶる元気です。ご心配なく。 ただ気分的になんだか晴れなくて(5月から本格的な雨季に突入したので、外を見てもどんよりな日もあれば、私の天敵カミナリ様に怯える日もある)、正直ちょっと色々さぼりぎみでした。このブログとは別に手書きで日記も書いているのですが、それもすっかしさぼってしまった。音楽きいたり動画みたり、裁縫したり(←やりだすと食事も忘れて週末ずっとやってしまう)、だめだな~と思いつつそんな時期もあります。引きこもってしまっても何か没頭できることがあるのはありがたい。ネット環境バンザイ。裁縫の成果はまた改めて。
ただ本日授業らしい授業ができたことや、前述のとおり6月に入ってこれから忙しめなこと、などあり、だいぶ頭がスッキリしてきました。気合を入れ直さなければ。でもまあ、重ねますがご心配なく。ぼちぼち頑張ります。
余談ですが、
ちょうど1年前の2018/6/6 技術補完研修の初日でした。(と他人に言われて気づいた)
協力隊(当時はまだ訓練生)として本格的に動き出した日。
その1か月後には二本松での派遣前訓練がはじまる。
そしてガーナに到着してもうすぐ丸7カ月。
ふり返ると、たった1年の間に色々なことが盛りだくさん!でした。ほんとにねぇ。。
しかし、私の任期は まだ1年5カ月も残っている…!
これはまだまだ色々できる。これからでも何も遅くない。むしろここからが本番…?
ちなみにガーナ生活 7カ月、ずっとやりたい やらねばと思っているのに、いちばん出来ていないことは、英 語 の 勉 強 です。
216日目 : うまいメシ
さて今週から3学期がはじまったわけですが、初日に学校の様子を見に行ってみると、案の定、出会った人数「生徒0人、先生1人」。いや、もはや、この先生よく来たね。笑
1週目はほとんど学校として機能しないのがここでの「通常営業」です。
そんな学校にいても仕方ないのと、首都で隊員ミーティングやら用事があったこともあり、今週は首都にあがって過ごしていました。
首都では外食することも多いですが、今回はドミトリーで自炊する隊員がいたのでご一緒させていただきました。これが… いやあ… 幸せだった…
ペーストから作ったグリーンカレー。
激うま。
スーパーで買ったサーモンを使って 寿司。
感動。
韓国食材店で入手した蕎麦(乾麺)。
感無量。。
美味しいごはんを、みんなで作って、みんなで食べる。
「美味しい〜〜😭たまらん〜〜😭😭」と 感動を分かち合いながら食べる。
これ、とっても大切!
どんなに美味しいごはんも ひとりて食べたら美味しさ半減。ましてや自分で作って自分だけで食べるごはんなんて 味 ほとんどしませんよね… (どこまでいっても私は料理が好きになれない)
そして、ごはんのあとも、だらだらと他愛のない話をしたり、活動の話もしたり。
わたし、あんまりコミュニケーション能力は高いほうではないし、この半年の悩みのタネをふり返ればわりとコミュ力問題だったり、飲みニケーション能力に至ってはかなり低いですけど、こうしてたまに首都にあがって、たまたま居合わせた隊員と過ごす時間も、とてもよいリフレッシュになります。
もちろん、自宅を一歩も出ずにひとり過ごす時間もこれまた至福ですが。笑
先月には、私にとってはじめての後輩隊員も仲間入りしました。(ガーナは3次隊がいないので)
半年前の、まだ右も左もわからなかった自分を思い出したり、半年経って何か変わったかな〜と考えたりしながら、新隊員さんとも交流。これからよろしくお願いします~
「隊員って異国でずっとひとりなの?」という疑問がある方もいるかもしれませんが、そんなことないです。どれだけ現地人と関わるか、どこまで日本人と過ごすか、それも個人それぞれの匙加減ですね。(ちなみに私の場合は最寄りの隊員までは片道1時間ちょっと)
さっき近所を歩いていたら「ハッピーマザーズデー!」と言ってマダムが握手してきました。
そうか、今日は 母の日 なんですね。
(5/20が母の誕生日なので、うちでは母の日は忘れられがち…)
こちらのポストカードたちは、日本を発つ前に 母が私に贈ってくれたものです。
もちろん、直筆ではないです。がっつり既製品です。笑
いまこうして自宅の壁に貼っています。
家でひとりでいると、ごちゃごちゃ考え過ぎたり、やる気が底をついたりもしますが、そんなときにこのポストカードをふと見ると、ちょっと肩の力が抜けるというか。
さすが おかん。ええチョイス。ありがとさんです。
209日目 : ガーナ北部旅行 ~アッパーウエスト編~
今回の旅のしめくくりは アッパーウエスト州!
観光① カバ
まずはこちら。私に可能な限りの渾身の1枚…!(コンデジ撮影×トリミング)
ちなみにこちらがトリミング前の写真。(これでも光学ズームMAX)
国境沿いの川に生息する野生のカバを観察するツアーなので、この距離感がある意味リアルでした。岩場で日光浴?しているカバの群れ。岩とカバの背中の見分けが難しい。ガイドがカウントしたら14匹いるねって言ってました。
このカバにたどり着くまでの道のりが なかなかにアドベンチャーでエキサイティングでした…!
村まで移動するトロトロがすでに、私が見てきた中でも最高級のコンディションでした。。え?撃たれたの?というぐらいバッキバキのフロントガラス。舗装されていない道路を走り続けるので砂ぼこりもすごい。。
ウチャウという村に到着したら、気前のいいマダムたちに迎えてもらいました。フフの作り方も南部と北部で全然違うのでおもしろい。(南部では棒を持ってつく人は1人だけ+こねる人1人のペアでフフをつきますが、北部では複数人でつく)
ツアーの受付を済ませたら、次に乗り込むのはこちら。通称モトキン。荷台に乗ります。
川を目指してガッタガタの道を30分ほど走ります。ガッタガタなのでとっても素敵な乗り心地、そして広がる風景はまるでサファリ!臨場感が半端ない!でもサファリじゃないのでここには動物はいません。
動物がいない代わり(?)に、すれ違う大人も子供もみんな笑顔で手を振ってくれました。
風景だけではく、この日は天候のコンディションも最高!いい空だ。
この日がいちばん日焼けした気がします。
川に到着したら、さいごの乗り物 ボートへ乗り込みます。
私たちは手前の赤い(見るからに安全な)ボートに乗りましたが、人数が多いと木のボートも使用するらしい。。
アドベンチャーな気分は最高潮!脳内BGMはインディージョーンズ!
目的のカバスポットは川の支流を抜けた先の本流にあります。カバスポットの写真は冒頭のとおりです。
では渾身のカバ写真をもう1枚。
30分ほど川岸にボートを停めて、じーーーっと、ただひたすらカバを眺めました。ここにたどり着くまでの道のりも含めて、カバ、大 満 足!!
観光②首都からいちばん遠い隊員の任地
もうこれは観光地に含めてもよいでしょう!笑
隊員がいなかったら絶対こなかったであろうガーナの辺境です。写真は宿泊したゲストハウス。
宿から先輩隊員の家までの交通手段は、さきほども登場したモトキン。のみ。
なーーーんにもない道を抜けた先にある村に住んでおられます。すごいなぁ。。
帰り道はモトキンの荷台ではなくあえて助手席に乗せてもらい、これでもかというぐらいの砂を浴びながら夕陽を楽しみました。
観光③ブルキナ国境
辺境まできたので、せっかくなので国境まで。見える先はブルキナファソ。
国境警備は場所によって雰囲気がちがうらしいのですが、ここは、警備?なにそれ?というぐらいたくさんの人が何食わぬ顔で歩いて行き来していました。ここは国境か?笑 ロープがあるからバイクや車は一応チェックしているのかなぁ。。
おまけフォト
北部は南部に比べて日差しが強い…暑い!ので、ヤギたちもさすがに陰で休んでいる姿をよく見かけました
旅行の総集編は以上です!
お付き合いいただき ありがとうございました!
ほんとはもっと写真があるし、ひとつひとつの説明ももっとすべきなんでしょうけどね、10日間のボリュームが多すぎました。お粗末な旅行ふり返りでしたが少しでも楽しさが伝わったなら幸いです。
ガーナは基本的に観光地がない(地球の歩き方も出版されていない)ですが、それなりに観光は楽しめます!アフリカを堪能したい!という人にはガーナは絶対おすすめしませんが(笑)、まだまだ国内旅行できる余地はあるので、次のバケーションはどこを攻めようかな~~~。ふふふ。
今回は隊員の任地も 計6か所?回りました。
隊員って本当に人それぞれ。任地、職種、住環境によっても状況は全く異なるし、活動の種類も取り組み方も 十人十色ということばがピッタリすぎます。
先輩隊員と話をしていると、かっこいいなぁ、すごいなぁと感心するばかりでした。
私もがんばるぞーーー!と活動に対するモチベーションが高まる一方、いや、私は私なりでいいんだよ と、ある意味自分を慰めるような?モチベーションを行ったり来たり。
いつも思っていることですが、活動は人それぞれ。他人の活動を参考にしたり、真似できることを盗むのは大切ですが、活動はあくまで自分次第。そこが協力隊の醍醐味だと思います。
バケーションが終わって次の3学期が本格稼働するのは再来週5/13から。
いよいよ本腰を入れて活動を進めたいところだけど、パソコンルームの改築はまあ終わってないだろうし、ま、ぼちぼちですね。笑
209日目 : ガーナ北部旅行 ~アッパーイースト編~
旅路はアッパーイスト州へ。
アッパーイーストに入ると、まず目についたのが、ブタ。
ガーナに来てブタが闊歩している姿を見るのは初めて。わたしが普段よく見るヤギよりも鶏よりも、ブタがたくさん歩いていました。出産シーズンを終えたばかりらしく、子ブタもたくさん。
ということで、さっそくブタをいただきました。ブタ売ってる屋台も南部では見かけません。(気づいてないだけであるのかなぁ?)
アッパーイーストでは、タクシーをチャーターして1日たっぷり観光地を巡りました。
こちらは隊員御用達のドライバーさん。この日はたまたまいつものタクシーが修理中だったらしく、友人から借りてきたという立派な乗用車(AC付き)で快適ドライブでした。ラッキー。
観光①ワニ
このあたりの地域ではワニは神聖なものとして昔から大切にされていた文化があるらしく、今では観光資源になっているようです。
飼っていると言ってよいのか?人間に慣らされているワニ。スタッフに呼ばれたら池からでっかいのが出てきました。こいつにまたがって記念撮影するのがお決まりです。
写真後方に写っているチビワニは慣れていないから近づかないでね、とのことでした。
ワニの餌です。。ピヨピヨ。。
1匹15セディ(約300円)で買って、餌やり見学しました。。一瞬で胃袋へ逝ってしまわれました。。心が痛みました。
観光②スレイブキャンプ。slave=奴隷。
その昔 奴隷貿易が行われていた時代に、奴隷として売られていく人たちが集められていたキャンプの跡地です。ここではガイドが色々と説明してくれました。
こうやってドラム代わり石を叩いて、下の広場ではダンスを踊ってたんだよ。とか、
これが食器だよ。とか、
この岩は見張り台だよ。とか、
見張り台から見下ろす大地。(私 編み込み上手にできてるなぁ…)
punishment = 刑罰。
ここに座って1日中太陽を直視するよう命じられる(目が見えなくなる?)んだよ。とか。
奴隷貿易の歴史については私自身の圧倒的知識不足を感じて、もっと勉強しないとな。。と思いました。
観光③シリグという村
この赤白黒の幾何学模様?を壁や陶器にペイントするのがこの村の伝統文化。
絵付け体験ができます。
これは私の作品。魚はお手本を見て模写。模様は言われるがまま線を引いて色を塗りました。チマチマやってたら完成まで3時間弱かかってしまった… さいごは天日干しをして完成。
観光④ニャリガという村
ここはカゴバックの産地として有名。日本だと某有名ブランドで販売されているので2~3万するカゴバックが、ここだと2000円以内で買えちゃう。。(それでも値上がりしたらしい)
わたしはカゴバックには全く興味がなく(笑)、でもせっかくなので、小物入れとしてこのカゴ2つを購入しました。2個で約800円。
観光⑤移動の道中に出会った素敵なバオバブの木
アフリカ~!って感じがしますが、南部には無いんですよね。
こちらは道中みかけた、独特なかたちの住居。
以上、アッパーイーストの観光地巡りはここまで。
アッパーイーストでは2名の先輩隊員を訪問しました。
みんな住んでいる環境が違っておもしろい。
先輩がふるまってくれたハヤシライス。美味しかったなぁ。。
旅行はアッパーウエストへ続きます。
209日目 : ガーナ北部旅行 ~タマレ・サベルグ編~
日本は10連休ですか?
こちらは2学期が終わり、3週間のイースター休暇です。
バケーション=旅行!旅行へ GO!
ということで、4/18~27の10日間の日程でガーナ国内旅行にいってきました。
(旅行が終わってからブログアップまで1週間の時差…)
ざっくり旅程
1日目 クマシ→タマレ移動(7h)
2日目 タマレ観光
3日目 サベルグ隊員訪問
4日目 タマレ→ボルガ移動(3h)、ボルガ隊員訪問
5日目 アッパーイースト州いろいろ観光
6日目 ボンゴ隊員訪問、ボルガ→タマレ移動(3h)
7日目 タマレ→ワ移動(5h)
8日目 カバ保護区観光、ワ→ナンドン移動(1h30)、ランブシエ隊員訪問
9日目 ブルキナ国境観光、ナンドン→ワ移動(2h30)、ワ隊員訪問
10日目 ワ→クマシ移動(9h)
旅程を見てもサッパリな人(がほとんどだと思いますがw)のために、おおまかな位置関係がこちら。
緑の★が宿泊した都市、小さい赤い★が観光した場所です。
今回の旅行は、ガーナ北部、特にアッパーイースト州・アッパーウエスト州の観光がメインの目的でした。ガーナに来て半年が過ぎましたが、今回はじめて自分の任地(州)より北へ進出しました。ガーナは北部へ行くほど乾燥していて、暑くて、貧困層も多いです。
この最北両州には同期隊員がいないため、先輩隊員を頼って情報収集しながらの観光になりました。先輩方めちゃめちゃ頼りになりました!本当に助かった。お世話になりました~!
ガーナはあまり観光地が多くないですが、隊員にとって(少なくとも私にとって)は「隊員の任地を訪問する」ことが立派な観光になります。同じ国内であっても、それぞれ全く違った環境で生活をしていて、任地訪問はとっても新鮮で毎回新しい気づきや発見があります。
旅行初日、まずはガーナ第3の都市タマレに到着。
バスを降りた瞬間カルチャーショック。。。というのも、私の任地や首都だとバスを降りた瞬間に「どこ行くの?!」「タクシー?!」とうるさいうるさいタクシー運転手5人くらいに囲まれるのが日常。でもここでは「タクシーいる?」と優しく声をかけてくるのは1人だけ、そして いらないよと伝えるとあっさりどこかへ消えていく。。。えぇぇぇもっと強引に呼び込みしなくていいの?!と心配になってしまった自分は、すっかり任地に染まっているんだなぁと思い知りました。 (ちなみに私の住むアシャンティ州はガーナの大阪と言われていて、なぜか配属される隊員も私を含め関西人が多い…)
マーケットですら、めちゃめちゃ静か… 全然声かけられない…売る気ありますか…
タマレでは同期宅に宿泊。この同期が料理得意なので、スパイスカレー&チャパティ作ったり、色々な味のポップコーン作ったり。
北部では鶏と同じぐらい その辺でよく見かけるホロホロ鳥(英 ギニファー)のたまごを、目玉焼き・ゆでたまご それぞれ鶏卵と食べ比べ。日本のお取り寄せ通販だと、たまご8個セット2000円…1個250円という高級品。ガーナだと1個20円以下だったかな?鶏卵よりひとまわり小さいたまごだけど、黄身は鶏卵ぐらい大きくて、鶏卵より濃厚でした。
これは後日食べたホロホロ鳥のグリル。鶏に比べて野生的=筋肉質なので鶏よりも歯ごたえのある食感でした。
北部での近距離移動のメインは「イエローイエロー」と呼ばれるアジアでよく見るこれ。
ゴリ押しする店員もおらずマイペースに快適に買い物ができる&旅行中で楽しくなっちゃって、財布の紐も緩む 緩む…
いないいないばあ!をして遊んでいたら、真似をして楽しんでくれたキュートボーイ。とてつもなく癒された。。
タマレから30分くらいで行けるサベルグという町も訪問。
この写真は先輩隊員の家の裏にあるため池、ですが、この地域は降水量が極端に少なくて、乾季はこのように巨大なため池もカラッカラ。サベルグ隊員は断水が深刻だと聞いていましたが本当に大変そう。。この規模が空になるほど降らないなんて…雨季に水が溜まって潤っている姿を見にもう一度来たいです。
先輩に案内してもらいながら、北部の現地メシも色々と堪能しました。
これはトゥバニという、豆の粉をこねて葉っぱでくるんで蒸した感じのやつ。(説明が適当w) 胡麻をかけて食べる。
旅の最初の拠点だったタマレは、ガーナ第3の都市。
噂にきいていたとおり、バイクが多い、モスクが多い(特にタマレはムスリムが多数を占めている)、郊外の車のスピードが半端ない(オーバー100km)など、南部にはない空気を楽しみました。
が、
まあ、タマレはこれからも何度も来る機会があるだろうな~と思い、今回はあまり写真を撮りませんでした。笑
さて、旅行はさらに北へと続きます。