ガーナ録

ガーナ録

活動の記録ブログ。人の為と書いて 偽。

27日目 : ホームステイ終了

2週間のホームステイプログラムが終了しました。

ステイ開始前は、ガーナ人との密な交流を楽しめる期間になるだろうとワクワクしていた私でしたが、蓋をあければ、結果、正直にいうと、そこまでモチベーション上がることもなくスンッと終わりました。しかも2日間短縮で首都に戻ってくる始末。あれま。。

 

 

まずは、アップしていなかったホームステイ中の写真や動画を。

 

 

ステイ先のマザーはこの商店を経営しています。

 

 

「店に立って現地語を練習しなさい!」と言われるがままの私。現地語でも「水ください」だけなら対応できるようになりました

 

 

品揃え豊富な店内の隅(写真左上)に創業年月日の記録がありました。わりと最近。聞くと、昔はテーラーだったけど座りっぱなしの仕事で背中がダメになってジョブチェンジしたのよ、とのことでした。

 

 

クマシのマーケットにて。マザーを必死で追いかけることしかできない私。

そんなマザーの仕入れについていったときの動画。マーケットの人の多さと道の狭さと活気に気負いし、カメラを出すことにもビクビクしてあまり写真が撮れませんでした。。。

 

 

私の癒しキンス君。うまいことできてる!

前回のブログにも登場した近所の男の子。ほんとに癒しだった。。。

 

 

そんな私の癒しキンス君に自分の洗濯をやらせるザ・中学生な息子。キンスも何も言わずにせっせと洗濯しちゃうんだよなぁ。

 
 

ガーナの伝統衣装ケンテを織る青年

ステイ先のお向かいさんです。

 

 

冗談だとおもっていたら本当に私の名前が入ったケンテを織ってくれました。ビックリ!ありがとう!!!次村に戻るときにお土産もって帰ります。(生まれた曜日によって決まるGhana nameの習慣にならい、木曜日生まれの私はAmaです)
 
 
ステイ中の現地語レッスンのことも少し。ガーナの現地語は多岐にわたるため、首都での合同研修ではなく、各自任地での個別レッスンというかたちをとっているようです。3時間×8日間やります。
 
 
私の先生は現地の小学校の先生。年齢も近くて親しみやすい女性です。先生ということもあってか、時間やカリキュラムにわりと忠実にやってくれてしっかり勉強できました。放課後の私のクラスを使ってレッスンしましょうか、ということで毎日 家から小学校まで徒歩で通学。
 
 

ホームステイ先から現地語レッスン(近所の小学校)までの道のり

GoProのタイムラプス機能をはじめて使ってみました!通学路です。

 

 

以上、ホームステイの様子はこれぐらいで。

動画はInstagram連携を試してみました。アカウントもブログ用を作成。どうでしょう?

 

 

********

  

では。

ここからは冒頭で匂わせていた「モヤモヤ感」について少し紐解きます。以降は私の率直な感想であり決して褒められたものではありません。正直な記録です。。。書き出すことで少しのストレス発散にもなるので、お付き合いいただける方はこのままお進みください。

 

 

ステイ短縮になった経緯

ステイ初日の夕食時に、ステイ宅にいる子猫3匹のうちどれかが「ごはんちょーだい」と私のふくらはぎにガシッ。チクッ。ギクッ。。。いやいや、引っ掻き?いやいやそれほどでも。。。これは動物咬傷と呼ぶほどでは。。。

 

これがすべての元凶です。その後いろいろ不幸も重なり(赤い点(ボールペンサイズ)になってしまったので健康管理員へ報告/猫はもちろん狂犬病はワクチン接種していない/子猫3匹のうちどれか引っ掻いたか判別ができない/日本からの指示で健康管理員が狂犬病ワクチンを持ってステイ先の村まで飛んでくる(念のため打てとの指示)/引っ掻いた翌日に子猫が荷物の下敷きになる不慮の事故が発生←ファミリーはそういう言うけど私は見ていないので証明ができない/ステイ12日目の朝に悔やまれながら子猫がご臨終・・・)

結果、首都での狂犬病ワクチン接種が必要になり、ホームステイ12日目にして急遽首都に飛んで戻ることになりました。とほほ。。。

狂犬病は恐ろしい感染症なので本部に対して「100%感染していない」と証明ができない限り、1%でも可能性があればワクチン接種が必要になります。これが協力隊として途上国に来るということです。めんどくさいといえばめんどくさいし、安心といえば安心。(保険もおります) 2年間の初っ端に、関係各所へご迷惑をお掛けして本当に申し訳ない限りです。動物交渉ダメ絶対。。。同期の皆さんくれぐれもお気をつけて。。。

 

 

モヤモヤ感の残ったホームステイ

正直にいうと、モヤモヤです。とても。

ホームステイ先は本当にいい家族だし優しいし過去のボランティアのことも知っているしありがたいしファミリーに不満は全くないです。これは自分の問題。自分の言いたいことを英語で言えないモヤモヤ感。思ったように会話を楽しめず、こちらが行動しない限りは、目立った交流も無く過ごせてしまう環境にしてしまいました。あー遠慮してしまったなー受け身になってしまったなーというモヤモヤ感。ガーナ人に甘えた妄想をしていたのも事実。極端に言ってしまうと「お客さん」としてチヤホヤされることを期待していたのかもしれません。距離感を詰め切れないまま急遽中断という結末になり、もうちょっと楽しめる余地あったよなーという反省でもあります。でも私の場合はステイ先=受入れ先校長なので今後2年間公私ともにお世話になるので、長い目で見て少しずつ良い関係を築いていけたらな、と。来週にはまた戻るし、仕切り直します。(自宅の家財道具やら準備が整うまでは1週間ほどステイ継続)

 

 

2年間のビジョンがまだ見えない

配属先、つまり私がこれから住む村にはステイ中に2回だけ訪問しました。こちらも責任者に言われるがままついて行ってコンニチハーコンニチハーしてとりあえず様子見。様子見しかしていません。えーここで本当に仕事するのかーというまだまだ現実感のない変な感じ。借りてきた猫で終わってしまいました。

自分の住む家も下見。まだ何もない空っぽの空間と、小さな商店しかない村を見て、本当にここで2年間住むのか…という現実を目の当たりに。村へ行けば2年間の生活イメージが沸くかと期待していたら、真逆で、どうやって住むんだろう?いつ一人暮らしはじまるんだろう?という疑問と非現実感ばかりが膨らみ。

仕事も生活も、2年間のビジョンが闇の中に戻っていった感じです。

 

 

いやあ、伝わりましたか、このモヤモヤ感。笑

そうして予定より2日早くドミに戻ってきたちょっとグレた私は「何もせず漫画を読むday」を過ごしBANANA FISH全19巻(未読)を完結させました。。アッシューー!!

 

 

ガーナに来て、ここまで来て、まだそんな甘えたことを言っているのかと喝を入れられても当たり前。こうなってしまったのは語学やコミュニケーションに対する努力不足の結果であり、これが現実だなぁ、と受け入れるしかないです。協力隊でよく見る「モチベーション曲線」でいうと完全に出だしで右肩下がりです。わはは。

 

 

でも、これが私の2年間のスタート。

 

 

原因や対策は色々あるにせよ、グチグチ言っても仕方ない。(散々言わせてもらいましたがw) とりあえず語学、というよりコミュニケーション力が欲しい。ほんまに英語が出てこない。咄嗟に出てくる英文法の引き出しが5パターンくらいしかない。そしてガーナ英語に耳がなれていない。う~~~~もっと話したいよ~~~~~!

f:id:h1989xxx8:20181105025813j:plain

最終の改装もまだ終わっていないマイハウス。家も私自身もまだまだ空っぽです!

 

モヤモヤにお付き合いいただきありがとうございました。

明日からの1週間は首都でのオリエンテーション再開です。