ガーナ録

ガーナ録

活動の記録ブログ。人の為と書いて 偽。

315日目 : ルワンダ旅行 ~ここがすごいよルワンダ編~

 

10日間のルワンダ旅行へ行ってきました!
いやあ、本当にほんとうに楽しかった。びっくりするぐらいエンジョイしました。

 

 

私たちは2年間の任期のなかで、各1年のうち20日間だけ「任国外」へ旅行することができます。

この制度を利用して日本に一時帰国する人もいますが、私は幸いホームシックにもならず元気に過ごせているので、他国への旅行を楽しむことにしました。

 

 

今回の行先は「ルワンダ」!

 


ルワンダってどこよ?という方向けに、まずは位置関係から。

 

 

ルワンダ、ちっちゃ!笑(もちろん同じ縮尺)
四国をひとまわり大きくしたぐらいらしいです。
ガーナ首都→我が任地までの移動で、ルワンダ横断できちゃいますね。ちっちゃ~い!


ルワンダの首都は ど真ん中、そこから東西南北の各主要都市までは、それぞれ片道3時間もあれば移動できます。ルワンダ隊にとってはその3時間の移動がめっちゃ遠く感じるらしいのですが、我らガーナ隊にとっては めっちゃ近いです。結局、10日間で東西南北すべて制覇しちゃいました。


ガーナから直行便で5時間のフライト、時差は2時間。
地図で見るとルワンダのほうが赤道に近くて暑そうですが、国土のほとんどが標高1000km超えで、首都キガリは一年を通して平均気温20度前後でとっても過ごしやすい。ただし東部に行くと標高が下がってアフリカらしい暑さも体感できました。(ガーナの平均気温は25~35度)

 

 


 


さて、私にとってはアフリカ大陸2か国目となった ルワンダ


実は、お恥ずかしいながら、隊員になるまではルワンダの国名すら知りませんでした。。。
悲しい歴史があったり「アフリカの奇跡」「アフリカのシンガポール」などと呼ばれていたり、色々な意味で有名な国ですが、そんなルワンダという国の詳しい紹介は、当ブログでは、誠に残念ながら割愛させていただきます。悪しからず。気になる方は Say, OK Google.


そんな、アフリカのことはガーナしか知らなかった私の世界が、今回の旅行でまたグググーーンと広がりました。
同じアフリカでも、ぜーーーんぜん違う!そこはもう、別世界!それはそれは、衝撃の嵐!!!


注)私の目に映るものすべて「ガーナ」というフィルターがかかっています。


ひとことで表すと
ルワンダ:整備されている。スマートさを感じる。風情がある。
ガーナ :無秩序。落ち着きがない。ガサツ。※愛故のディスりです


この旅行で私が感じた数々の衝撃や感動は、きっとガーナ隊にしか伝わらないことは百も承知ですが、当ブログではあえて、私のフィルターを通して見る「ここがすごいよルワンダ」をご紹介したいと思います。

 


その1 現地メシがウマい!

 

ルワンダのローカルレストランは基本的に「ビュッフェ形式」

すきなメニューを、すきな量だけ、自分で盛ります。ただし原則おかわり禁止。

 

 

これが、おいしい。とても美味しい!太ってしまう隊員が多いのも納得。

 

 

左:ルワンダ隊同期  右:わたし

盛り付けの経験値の差がよく分かります。

 

 

その2 交通が整備されている

 

都市間移動はすべてマイクロバス。車体がきれい。車種が揃っている。会社名や行先が見やすいわかりやすい。決して黒い煙を吹いたりしない。

 

 


チケットを購入する際、発車時刻と名前を確認されて、それが印字される。発車前にはきちんとチケットをもぎって確認する。バスはだいたい30分おきに発車するし、空席があっても発車する。
車内はもちろん人しか乗ってない。(決して座席や荷台や車の上ににヤギが乗っていたりしない)

 

 


どこの都市でも、ターミナルには各社の窓口がずらりと整列。整頓されている。わかりやすい。

 


その3 道路が舗装されているうえに質が良い

 

なんだこの素敵な車窓は… 私アフリカに旅行してるんだよね…?

都市間移動は東西南北どこまで行っても、すべての道路が舗装されていました。
それだけでなく、道路の質が良い!質!!アスファルトに穴が開いていたり、道路脇のアスファルトが崩れていたり、しない。ちゃんっとしたアスファルト

 

 

舗装工事をしているところも見かけましたが、作業をしている業者は中国の企業でした。でも仕事の質は良さそう。政府から業者へきちんと支払いがされていれば、業者の国籍は関係なく、きちんとした整備が行われるのかなぁ、と勝手な憶測。

 


その4 景色が良い

 


首都の展望。「千の丘の国」という名のとおり、丘陵が織りなす風景が素敵すぎる。

 

 


こちらはコーヒー農園からの風景。のどか。

ちなみにガーナは国土のほとんどがまっ平ら、最高峰は標高885m。

 


その5 街並みが美しい

 

ここはヨーロッパか…?いや、これは間違いなくヨーロッパや…!

石畳や~~~!と、思わず叫びました。笑

ルワンダはその昔フランス領だったこともあってか、石畳もチラホラ見かけました。(ガーナはイギリス領)歩道、街路樹、植木、街並みってこうやって作られるんですね。。

 

 


この写真では少しわかりにくいですが、ガーナではほぼお目にかかれない「レンガ」の家も多いです。家がレンガでできているだけで可愛く見えちゃう。

 


その5 マーケットが建物の中にある

 

え~!マーケットが建物の中?!2階建て?!
そんなところも今の私にとっては衝撃。。

 


その6 屋台がない

 


なんと、法律で禁止されているらしいです。
道端で砂ぼこりをかぶりながら売られているごはんとか、存在しません。

 


その7 おしゃれカフェがある

 


首都だけでなく、各都市にこういうカフェがあります。
コーヒー産業が有名ということもあって、コーヒーもめちゃくちゃ質が良い。美味しい。そして安い。そんでもっておしゃれ。すごい。うちの任地にも欲しい。。。

 

 

カフェじゃないけど パンの陳列すら おしゃれ…。魔女の宅急便みたい。

 


その8 ゴミがない

 

これは有名ですが、法律でレジ袋禁止です。存在しません。
買い物袋はすべて紙袋。

 

 


街を歩いていてもゴミが落ちていないだけでなく、なんとゴミ箱が設置されています。
ということはそのゴミを回収するシステムもあるということ。国がちゃんと回っている。。。整備が行き届いている。。。

 


その9 アフリカらしさもある!

 

サファリがある!!!!!!!!

ガーナも一応国立公園がありますが…ね。

 

タンザニアなど超有名サファリに比べると規模は劣りますが、それでも私にとって人生初サファリ。大興奮でした。

見た動物:ゾウ、キリン、シマウマ、カバ、ワニ、バッファローアンテロープ系、サル系、プンバ

 

そこには、私がイメージしていたアフリカの風景がありました。

風景だけでも 「アフリカきた~!」って思えるスケールです。

 

土の色も少し違います。赤い。よく写真やテレビで見るザ・アフリカの赤土。

 


その10 お土産が魅力的

 

いやあ、買った 買った。これすべて、私による私個人のためのお土産たちです。

服が2着ありますが、フード付きの方が既製服、トップスはルワンダで仕立てました。 

 

 

ガーナにも民芸品やお土産を扱うお店はあるものの、まあ、なんだか、微妙。。何か買いたいと思っても、いつもなかなか手が伸びない。

しかしここルワンダのお土産店はどこに入っても「あれ可愛い!」「これも欲しい!」いやあ、なんだろうこの違い。。。

 

 

布はガーナでも爆買いしている私ですが、せっかくなのでルワンダでも爆買い!

挙句の果てには仕立て屋のゴリ押しに負けて1着仕立てまで済ませてしまう始末。

ルワンダでは観光客慣れしているのか、マーケットで布を買っている最中から、仕立て屋が後ろについてきて「布買ったら仕立てなよ!私なら1時間で完成するよ!」と声をかけてきます。「私これからすぐ出発するから時間ないよ~」と断ると、「じゃあホテルまで届けるよ!」と。え、まじ…?

結局、完成品をデリバリーしてもらいました。約束どおり1時間後に届けてくれたことも驚き。仕事が早くてサービスが良すぎる…!

 

 


 

 

以上「ここがすごいよルワンダ」でした。

 

10日間この調子で、ルワンダに圧倒され続けた我らガーナ隊。

 

必死で「ガーナのよいところ」を探し続けるガーナ隊。

 

 

結論は「英語が通じる」だけでした。

でもこれはけっこう大きいですよね。

ルワンダは、英語が通じないことが多かったです。タクシーやホテルで通じないのはわりと苦労します。そんな時に現地語をペラペラくりだすルワンダ隊。カッコイイ。。

 

 

あ、あと、布の値段はガーナの方が少し安いかな?

 

 


 

 

最後になりますが、今回の旅行を全面サポートしてくれたルワンダ隊のみなさま、本当にありがとうございました。
現地語がペラペラなみなさまに助けてもらいまくり、頼りまくりでした。
ありがたいことに、ルワンダ隊同期6名全員会うことができ、内4名は任地にも訪問。(1名は幻ですがw)

 


隊員を訪ねる旅行は、ディープな旅行なのに安心感ハンパないので、最高です。旅行に行きたい国は世界中たくさんあるけれど、自分の任期中は、いましかできない「同期を訪ねる旅行」を楽しみたい所存です。来年は誰を訪ねようっかな~~